■注意と警告

画像をWeb上にアップロードしていると、無断転載のトラブルに巻き込まれる場合は、
必ずあります。なので、違反についてではありませんが参考になるように紹介しておきます。

まず、項目が「注意と警告」になっている訳ですが、
こちらは「注意」とは、相手にしてはいけない事だから
気をつけるように言う事であり、「警告」は、これから起こる事や、
起こってしまった結果などを伝える事で、著作権の侵害をしている側に
法律や利用規約に基づき発言する場合は、本来こちらだと思ったからです。

■「注意をするとき優しく注意してほしい」

時々見かける意見ですが、社会に出てこんな事を言う人間は、
会社にとって必要無いので、小学生以上で家の外でこんな事を言うのはやめましょう。
厳しい意見ですが、自分が悪い事をしている時に反省する事の出来ない人間と
みなされますし、こういった考えの人は取引先の人に失礼な態度をとりかねないからです。
また、将来子どもを産んだ時、子どもの叱りかたが分からなくて苦労する人が
出る場合があるそうです。怒られすぎるのも問題ですが、怒られないのも問題です。

勿論、誹謗中傷や煽るような発言は注意する側が言うのはよくありません。
ですが、注意する側が一番大切にしなければならない事は、
「相手に分かりやすく、どこがどう間違っているのか伝えること」です。
(注意する側の意見が正しいというのが大前提)

優しく注意すると逆ギレする確率と、「妹が勝手にパソコンを使ってやったんです」という、
誰が聞いても嘘と分かる嘘をつく確率が上がり、「嘘つきは泥棒の始まり」の
信憑性が高くなります。そういった点でもおすすめしません。

■注意をする範囲

あくまで私の思う、管理権限を持っていない「個人」が注意をする範囲ですが、
各自が無理なく行える、注意して自分のためになるのは以下の3つのように思います。

  • 自分の友だちや、友だちの友だちの違反
  • 加工依頼で依頼された画像の違反
  • 間違った情報を広めてしまうような場合

  • 知らない人からの注意では聞く耳を持たない人も、自分の友だちや、
    友だちの友だちからの注意では人間関係を考慮し、違反をやめる場合があります。
    自分の身の回りに違反している人が居ると、「なんで自分の友だちには注意しないのに
    私には注意するの?」と、反論された時に困ると思います。

    また、注意した時の説得力が無くなってしまわぬよう自分の行動に
    気をつけるのも大切です。自分が違反者になってしまいますので、
    自分が加工する画像が違反とならない物なのかどうかは、必ず著作権を持っている人の
    加工する許可が出ているものか確認するようにしましょう。

    ■注意をするとき

    まず、「どこの箇所がどう違反なのか」や、「このページで禁止されている」
    または「このページに自由に使っていいと書いていない」などを説明し、
    「画像をWeb上から削除すること」を促します。

    <例>
    その画像は○○さんのイラストですが、加工の許可は出ていますか?
    【Pixivのアドレスなど】こちらのページで公開されていますが、
    「加工してブログなどで使っていい」といった事は書かれていません。
    許可が出ていない画像はWeb上に載せるべきでは無いので、削除すべきではないでしょうか?

    自分が無断転載された側であれば、100%違反だと言いきれますが、
    メールで許可をとっている場合もあるので、あくまで疑問系でコメントしましょう。

    何度かやりとりをして削除しない場合は、絵を描いた人に連絡しましょう。
    Amebaでは、本人からの問い合わせが無いと、運営側が動かない(動けない)ので、
    第三者に出来る事は、あくまでその行為が違反だと言う事を知らせる事だけです。

    ■警告をするとき

    注意する場合とあまり変わりありませんが、少し違うところは無断転載されて、
    どんなに怒っていたり、悲しんでいたとしても感情的なコメントにならないようにする事です。
    感情的なコメントを残したとしても、それが正しい事を言っている証明にならないだけでなく、
    文章が長くなってしまい、違反者の文章を読むために必要なやる気を奪ってしまいます。
    最初に警告するときは、なるべく必要な事だけを分かりやすく相手に伝えましょう。

    注意する時とほとんど同じで、「元画像はここに載せてある」事と、「無断転載などを許可していないこと」、
    そして、「本当にその画像が自分の画像と同一である事」と、「いますぐ削除して欲しい」という要求を書きます。

    <例>
    そのブラシは私が作り、thin air【http://arumage.chottu.net/】で配布しているものです。
    ブラシの画像サイズ、重ね合わせで同一の物である事は確認しています。
    利用規約で再配布を禁止しています。いますぐ削除してください。

    重ね合わせて確認する方法ですが、Pictbearなどで画像同士を重ねた後、
    上のレイヤーを「乗算」に、Pixlrの場合は下から4つめの「Multiply」にし、
    レイヤーの透明度を調整しながら重ね合わせます。
    イラストなどは、一目で同じイラストだと分かる場合が多いですが、
    ブラシのように、判断が難しい物の場合、この方法で確認します。

    ■削除されなかった場合

    グルっぽ内であれば、グルっぽを管理している人に知らせれば削除してもらう事が可能ですが、
    それ以外の場所に投稿されている場合 Amebaの権利者向け窓口から問い合わせましょう。

    これらのまとめをあらかじめ読んでおくと作業がスムーズだと思います。
    絵を無断転載された際の画像投稿サービスへの削除要請の方法(AmebaやTwitterなど)
    「Twitterで無断使用されてしまった時、権利者が速やかに通報する方法」まとめました。
    【とっても簡単】ツイッターで貴方のイラストが無断転載された場合の削除申請方法【画像あり】