「自由に使っていいよ・○○したら自由に使っていいよ」と書かれて、
Web上に公開されている画像。それを、自由に使っていいのは、
著作権を持っている人が「使っていいよ」と言っている時。
または、著作権を持っている人が「想定している範囲内の自由に使用」だと言えます。
著作権には、色々な権利が含まれているので、扱いがとても難しいです。
けれど、難しいからと理解しないままでいて、トラブルを起こすと、
画像を加工している人達にとってデメリットしか生みません。
ですから、図でまとめてみました。
このように、所有権と著作権はかなり違います。
法律で決められている事なので、著作権を守らないと罰を受ける場合もあります。
あくまで私の推測ですが、ブログの普及により著作権についての知識が無い人が
沢山Web上に溢れ出した頃から、無断転載をする違反者が多くなりました。
それでも、素材屋さんを利用していくうちに、利用規約を守るために
知識をつけていった人が多かったのだと思います。
ですが、ここ数年のAmebaに多い学生さんは電車男以降にネットを始めた、
インターネットに抵抗が無い世代です。そして、そういった世代は
既に無断転載が蔓延っている状態のネットサービスばかり見ているので
感覚が麻痺している傾向があります。
違反者が多くても、著作権は財産権の一種です。
Pixivなど画像投稿サービスに投稿されているイラストを
ブログに使いたいと思った時は、必ず相手の方の同意を得るようにしましょう。
絵師と加工師のあいだの考えのギャップによるトラブル、
これを防ぐために、イラストの許可をとる時に、
これらの事を質問しておくべきです。
※必ず、質問する絵師さんが「画像を加工する事を知らない」と
想定した内容で質問しましょう。
悪い事をしていたから怒られる、自らの軽卒な行動で、
それだけではすまされない事態に発展する場合があります。